K様 体験レッスン 弾き語りレッスン

あわわわ・・・
ライブやちょっと予定が立て込んでしまっていて、もう3月が終わろうとしています。
私は文章を書くのにとにかく時間を要してしまうので、こちらのレッスン後記も遅くなってしまってます。
こちらは2月にいらしてくださった、はじめましてのK様の体験レッスンを振り返ってみたいと思います。

ブラジル音楽とのお付き合いがとても長いK様。
ブラジルにも1ヶ月くらい滞在し、現地で音楽を楽しんだ経験がおありとの事。いいなあ〜!
日本の色々なブラジル音楽演奏家の方々との交友も深いようです。

今回は体験レッスンなので、スタンダード曲【Garota de Ipanema(イパネマの娘)】からスタート。
ギターレッスンの経験もおありなのでまず弾いていただくと、少しギターバッキングの音数が多めで、弾いてるうちにテンポが早くなってしまったりしました。

リズムのテンポキープ、テンポ感、というのは楽器演奏にとってはとてもとても重要な要素です。
まず体の中に“絶対的”に近いテンポを持つ事。それには、メトロノームなどでテンポを取りながら淡々と練習を重ねていくしかありません。
ちょっと退屈なのですが・・笑、でもこれが一番の近道で早道です。
ボサノヴァの特徴は【引いていく美学】もあるので、テンポと共にちょっとバッキングも見直しました。

ポルトガル語がメロディとしっくり合わさって来ない、とおっしゃっていたので、そこも見直しを。
こういう場合、やはりどうしてもカタカナ脳になっていたり、カタカナ舌になってしまってたりします。

私達は日本人なのでどうしてもそうなりがちなのですが、他言語の歌を練習する際、歌をよく聞いてまず完全にコピーしてみる事も良いかと思います。
その時、ただ発音のみに注目するのではなく、声音、みたいなものも注目すると良いです。

例えば“Cantando(カンタンド)”という言葉が出てきたら、最初の“カ”はどんな音でしょう?
よく聞いてみると、日本語よりももっとこもった鼻がかった音に気がつくと思います。
そうしたら、それはどんな風に出してるのか?
カタカナだと“カンタンド”ですが、発音も“カンタ-ァンド”とちょっと違う事に気がつくかもしれません。
こういう風に、視覚から入るカタカナの発音ではなく、耳をフルに使って聞こえたようにオウム返しにしていくのは、言語を覚える意味でやはり近道です。

アフターレッスンは2月なのでチョコレート。
ナッツをトッピングしたチョコの中には、柔らかい生チョコが入っています。
脇の白い丸はブールドネージュという粉糖とアーモンドプードルを使ったサクサクのクッキーです。

スイーツを食べながら、ブラジルやブラジル音楽の色々なお話を。
後日、K様から『今までどうやってもしっくり来なかった歌詞が歌えるようになりました!』と嬉しいご連絡を頂きました。
K様お疲れさまでした!
また一緒に歌いましょうね♬