Y様 レッスン3回目 弾き語りレッスン

本日のサロン・ド・ボッサは、先週に引き続きギター弾き語りのY様。
なんと2週連続でいらしてくださいました!
今回も前回と同じく、歌ってきた曲の歌詞の発音の見直し強化週間。ボサノバのスタンダード中のスタンダード【Garota de Ipanema】の歌詞を見直してみました。

イパネマの娘のような歌詞が少なくゆったりとした曲は、特に歌詞の持つ立ち上がりの瞬発力や、回転力が必要になってきます。
テンポが速い曲というのはリズム自体にグルーブがあったりするので、歌う方もちょっとごまかしがきいてしまう部分があるのですが笑、スローな曲そうはいかず、グルーブが無い歌詞をそのままゆっくり歌ってしまうと、ものすごくダレた仕上がりになってしまうのです。
ジョアン・ジルベルトは呟くように歌ってますが、やはり言葉のグルーブがしっかりと感じられるので、スローな曲でもとってもグルーブして聴こえます。

日本には無い発音、リズムを持つ他言語の歌を歌うのは私自身、生涯勉強だと思っています。
もし上達の一番の早道を教えて下さい、と聞かれたら【沢山聴いて・沢山歌って】が良いのかな?っていうかこれしかないかな笑。
自分の歌を聴くのは恥ずかしいし、落ち込むことも多々なのですが、私は練習の時自分の歌を録音して、それを聴いて発音や音程をチェックし、そこを意識しながらまた練習を録音し、聴いてみる・・・この繰り返しです。
いっぺんに全体をどん!と修正するのはなかなかに難しく、少しずつ少しずつ様子や塩梅を見ながら、って感じでしょうか。

Y様ともそんなお話をしながら、ゆっくりと苦手部分をやっていきました。
一回付いてしまった歌いグセみたいなものは修正していくのに少し時間が入りますが、丁寧に直していくことで必ず歌は変わっていきます。
そしてまず1曲丁寧に修正していくことで、言葉の持つ発音の法則みたいなものや、ルールみたいなものが分かってきます。
それを他の曲にもどんどん応用していけばいいのです。
ちょっと地道な作業ですが、これをやることで今までの歌がどんどんブラッシュアップして輝いていきますよ♬

今回のアフターレッスンスイーツはフルーツケーキ。
中のフルーツは毎年うちで足しながら漬けてる10年選手の年季ものです。
ふわっとシナモンやクローブ、ラム酒の香りが漂います。

Y様、最後に先週発音を直した“Wave”を歌ってくれたのですが、注意した箇所がかなり直っていてびっくり!
すごーく練習してくださったんだろうなあ・・・すごいなあ。
こうやって丁寧に練習を重ねて、曲を大切にしているY様、私も背筋が伸びる思いです。
私も毎回、生徒の皆さんから学ばせていただいてることが沢山あります。本当に感謝です。

Y様、今回も頑張ってくださいましたね!お疲れ様でした。ありがとうございました!
ゆっくりゆっくり、楽しんでボサノバ道を歩いていきましょう〜♪