Y様 レッスン1回目 弾き語りレッスン

先日体験レッスンにいらしてくださったY様、今回から通常レッスンにスライドしました。
この日はあいにくの土砂降りの雨。
そんな中、お仕事を終わらせてから駆けつけてくださいました。

Y様、前回の体験レッスンで初めてやったワルツの曲を“難しい〜!”とおっしゃっていたのですが、なんと今回“ギターはだいたい弾けるようになりました!”と。すごい・・・沢山練習したんでしょうね。
なので、今回は歌の方をメインにやっていきました。

ボサノバはブラジルの曲なので、歌詞は基本全てポルトガル語です。
レッスンはまず、ポルトガル語の歌詞を、発音に注意しながら朗読していくところから始めます。
その後、メロディに乗せピッチ(音程)を確認しながら完成させていきます。

前回のブログにも書きましたが、日本語にはカタカナがあるため、どうしても
外国語をカタカナと認識して発音してしまう癖みたいなものがあります。
例えば『水』は『ウォーター』と書き、発音してしまいますよね?でも実際の英語は『ウァラ』のように聞こえます。
アクセントも、カタカナはある意味平坦ですが、英語だと最初の“ウァ”が強くなります。

ポルトガル語もそれと同じで、カタカナでは表記しきれない発音やアクセントがあります。
カタカナよりももっと強弱が強く、言葉のスピード(瞬発力、というのかな?)も早い⇔遅いがあるのです。
Y様は【メロディに歌詞を乗せるのが難しい】とおっしゃっていましたが、ここら辺に改善のポイントがあると思ったので、今回のレッスンでは、言葉の持つリズムや正しい発音に着目して、そこに重点を置いてみました。

多言語の曲を歌うというのは、このように最初ちょっぴり根気がいる作業がありますが、どんどん色々な曲を歌っていくうちに言葉の法則みたいなものが見えていきます。
と同時に、体の中に感覚として少しずつ浸透していきます。
私は、歌は言葉、言葉は言霊、だと信じています。
言葉を大切に丁寧に歌っていれば、たとえ聴いてる人がその言語が分からなくても、何かしら心に届くものになると思うのです。

今回Y様は、『最初に癖をつけてしまうより、きちんと覚えたいので、前回から早めにレッスンに来ました』と、かなり早いペースでレッスンにいらしてくださいました。
ああ、言葉や歌を大切になさってるんだな、と感じました。

今回2回目のレッスンで、歌・ギター共に少しづつ形を表してきた感じです。
ここから更に細かく削ったり、磨いていったりしてY様オリジナルのワルツが完成していきます。
同じ曲なれど、その人その人で曲の表情は全く違うものになったりします。
Y様のワルツ、完成して聴かせていただくのが楽しみだな〜♬
Y様、冷たい雨の中お疲れさまでした!ありがとうございました。

この日のスイーツはカッサータ。
イタリアのお菓子で、レアチーズケーキのアイスクリームみたいな感じです。
中には我が家で漬けている、いちじく、林檎、オレンジピールやレーズン、ナッツ類のラム酒漬けが入ってます。
お酒がお好きなY様(私も好き!笑)への、ちょっと大人なスイーツでした。